貴陽は収穫直前。

今年は、受粉、摘果、笠かけと適期に丁寧な仕事が出来、順調にここまでこれました。
あとは出荷するのみです。

無農薬の果物。

一部、例外で奇跡の無農薬リンゴを作られる方もいますが、一般的には果物は農薬の産物だと言われます。無農薬で病気にも虫にもやられない果物があります。ただし、誰も注目していません。それは、スモモの受粉樹に使われる品種、ハリウッドです。
本当に全く何もかけていません。スモモ農家は必ず1本は植えているはずです。ハリウッドは農協に出荷できませんし、他の品種と比較して美味しくないと思う人が多いのか、誰も収穫しようとしません。
しかし、収穫適期のハリウッドはすっきりした甘さでとても美味しいです。
今回は、スモモのハリウッドのシロップを作りました。綺麗な赤色をしていて、味も美味しいです。なぜハリウッドには虫がつかないのか、不思議です。

スモモのカサかけ、桃の袋かけ

スモモにはロウ引きのカサをかけます。スモモの実が枝につく部分の軸のところを果梗といいます。果梗側の窪み付近をこうあ部といいますが、貴陽・太陽という品種は雨に当たるとこうあ部が輪紋に沿って裂けてしまいます。裂けてしまうと商品価値が下がってしまいます。そのためカサをかけます。
桃の袋かけも行いました。

スモモ(貴陽)の様子

人工授粉はうまくいったようです。霜にもやられていません。ひとまず安心、と言いたいところですが、今年もやられました。
枝をへし折られています。鹿だと思われます。

スモモの霜被害

北杜市の職場のスモモは霜の被害を受けました。枝の上側が茶色くなっています。甲府のうちのスモモも心配です。

スモモ6本の定植。

無事に植え終わりました。あと、大石を3本植えれば今年の目標は達成できます。
ハリウッドはすっかり散って、綺麗な赤い若葉が出てきました。

スモモ・モモ、開花の順番。

若木より老木の方が進みが早かったりするので、今回、見た結果が正解かはわかりませんが、なんとなくまとめました。あかつき、なつっこ、黄金桃が開花が早めです。日川白鳳、浅間白桃は遅めです。
スモモは早い順に、ハリウッド→貴陽→太陽→サマーエンジェル→ソルダム→大石。

スモモ畑、電気柵の設置

防草シートが好きな現場監督。用意した毛布には座らず、これからポールを立てる場所に陣取って監督してくれています。
電気柵、設置できました。

貴陽の受粉5回目

本来は気温が上がる昼間が良いですが、朝、出勤前に貴陽の受粉を行いました。これで、今年の受粉は最後です。後は祈るのみです。

スモモの植え穴6本分を掘りました。

スモモの苗の植え穴を6つ掘り終えました。これまでと同様、30センチより深いところに粘土層が出てきました。
縄文土器作れそう…。
今日掘った6本の分の穴の他に、あと3本分穴を掘らなければいけませんが、この場所は薮だった場所で、笹の根がすごいのと、石が大量に出てきました。掘りにくく、今日は断念しました。

貴陽の受粉をしていると、空に不思議な輪が見えました。

満開の花ごしにスモモの太陽でなく本物の太陽があり、眩しいなと思っていたら虹の輪が出現しました。眩しいのであまり直視できませんでしたが、虹の色が微かに確認できました。調べてみると、幻日環という比較的珍しい現象のようです。ラッキーでした。貴陽の受粉は4回目、太陽の受粉は2回目を終えました。貴陽に関しては花粉がなくなるまで人工受粉したいですが、明日は仕事で明後日からしばらくお天気が悪いので、これで最後になってしまうかもしれません。