春一番に耐えられず…

離れた場所で仕事中、村の人が写真を送ってくれました。風速5mで心配でしたが、案の定、外れてしまいました。
2列、外れました。ダンポールの畝でも耐えているところがあるので、ダンポールだけが原因ではないようです。来年は、パッカーの数を増やして強化します。20mの畝で片側3箇所だったところを倍の6箇所にします。

スイートコーン、いつ芽が出る?

種を蒔いて、いつ芽が出るのか?大体、何日目にでると経験のある人は分かるのだと思いますが、一般的には積算温度という考え方で予測します。積算温度というのは種をまいた日から日平均気温を出して、毎日、足していきます。スイートコーンなら125〜175℃で発芽するということなので、もし、1日の平均が15℃ならば10日程度で発芽します。
ちなみに、本日の日中の気温の比較です。外気温が18℃程度で、トンネルは30℃まであがっています。トンネル同士で差があるのは透明なビニールかくもりのあるビニールかです。なぜトンネルをかけるのかは、積算温度の考え方で、トンネルをかけた方が早く発芽して早く育つからです。

スイートコーンのトンネル張り

播種し終わり、トンネルをかけていきます。この作業は1人では効率が悪いです。母に助けてもらい、2人で作業を進めていきます。
トンネルをかける前に水をやりました。
トンネルを張りました。
半分くらい終わったところです。母と2人で約2日かけて、トンネルを設置しました。

スイートコーンの播種をしました。

まず、アーチを出しました。金属なので結構重いです。
きみひめの種です。2000粒で4〜5千円します。
自作の播種器です。
ハンドルを握ると先端が開きます。
種を蒔くと自然に土がかぶさります。かぶさらないことありますが、その時は足で土を被せてあげます。
鎮圧といって播種した後、足で軽く踏んで押さえます。これにより、種子の周囲に隙間がなくなり湿度が保たれるようになります。
播種しアーチを設置するのに1人で約1日かかりました。ハードな1日となりました。今回、実験でアーチの一部にダンポールを使いました。ダンポールは持ち運びが楽です。金属のアーチは数に限りがあるので、これから栽培面積を広げた場合、金属のアーチが足りなくなるためダンポールを使ってみることにしました。1番の心配は強風に対する耐性ですが、自分なりに対策は考えてあり、パッカーで止めた箇所を結束線で縛ります。

スイートコーンのマルチ設置。

1人でマルチを設置しました。コツが入りますが、なんとかできます。
夕方までかかりました。4条が8畝、2条が20畝で、合計28畝です。4条を16畝と数えると36畝です。これで今週末、播種できます。ほっとしました。

スイートコーンの4条実験。

昨年から始めたスイートコーン4条実験。この世界の誰も試してないのではないか…。4条でもスイートコーンは育つのですが、中央の2列にやや生育不良が見られました。おそらく、株間が狭すぎてお互いに養分を吸いあっているのではないかと考えます。その失敗をふまえ、今年は、さらに実験を進めてみます。スイートコーンはベビーコーンも人気があります。中央の2列のうち、1列はベビーコーンを収穫したら、根元から切ってしまいます。すると3条になりますので、養分が不足する事はないと考えられます。

きみひめの播種準備。

きみひめの播種の準備をしました。モロコシ一発君というゆっくり効く肥料とアズミン苦土石灰をまいてトラクターをかけました。
20キロを背中に背負い、人力でまきます。それを10回行うので、ハードな筋トレです。
もはや、こまめがいないと何も出来ません。畝立てから草刈りまで、こまめ頼りです。
マルチとマルチをつなげて4条にします。
4畝つくりました。今日は、終了します。

秋作トウモロコシの収穫

絹糸が茶色くなるのが、収穫の合図です。概ね、順調に育ってくれました。100本、ご注文いただいたお客様のところへ出荷します。
11月下旬ですが、ビニールをかけていますので、日中の最高気温は25度近くと高い温度を維持できています。また、この時期であれば、温度上昇しすぎて光合成速度が落ちる心配も少ないと考えられます。
夜間の気温は10度程度まで下がります。夜間は光合成は行われず、呼吸と蒸散を行いますが、気温が高いと代謝によって消費する糖が増加してしまいます。10度程度であれば、植物自体が死んでしまうこともなく、代謝も抑えられます。



大体300gを超えるくらいの重さでした。
収穫してすぐのスイートコーンは格別に美味しいです。
なんと糖度は20.5度。秋作は工夫をすることで糖度が高く美味しいものが出来ると分かりました。想像以上の出来栄えで、買ってくださったお客様にも喜んでいただけると思います。

逃げ切れるのか…

トンネルビニールが外れている箇所がありましたが、概ねトラブルはありません。
トンネルの中。
トンネルなし。一応、成長していますが、トンネルの中のものと比較して細いように感じます。

ピュアホワイト秋作の寒さ対策

本日は2022年10月24日。先週くらいまでは日中、25℃に上がるような日もありましたが、この後の天気予報によると、最高気温20℃、最低気温4℃という日が続きます。このままで収穫まで辿り着ければ良いのですが、ピュアホワイトの収穫までの日数は88日前後ということで、あと26日(今、62日目)も栽培期間があります。おそらく寒さで枯れるか実が膨らまないのではないかと思われます。そのため、自分なりに寒さ対策を考えました。
寒さ対策として、スイートコーンをビニールで覆う事を考えました。そのために、スイートコーンの丈を低くする必要があり雄穂を切り落としました。
前回、除房したので、残った実がしっかりしてきました。
トマトやキュウリ用のアーチなら頑丈ですが、私は持っていないのと、持っていたとしても設置が1人では時間がかかります。1人で資材を運べてかつ比較的簡単に設置できる方法を考え、ダンポールを利用したトンネルの設置を思いつきました。ダンポール2本を結束バンドで止めて連結しアーチを作りました。
トンネルビニールをかぶせて、ビニール紐で引っ張り杭を打っています。下の部分は地上との隙間が約50センチあいていますが、ビニールトンネルを密室にしてしまうと、最高気温20℃とはいえ、晴れの日には中の温度は50℃に達してしまい植物は死んでしまいます。トンネル内の温度を適度に保つのは難しいですが、何もしないよりは良いと考えています。
5畝分トンネルをかけ、1畝はあえて何もしないことにしました。成長にどのように影響するのか楽しみと不安とあります。また、強風が吹いた場合、トンネルは外れてしまう可能性があります。台風が終わる今の時期ならなんとかなるのではないかと考えています。

ピュアホワイトの間引き

スイートコーンの種子は1穴に3〜4粒蒔いて20センチくらいに伸びたら1本残して切ってしまいます。スイートコーンの種子は高価なので、うちでは、ひと穴に2粒まいたら次の穴に1粒というように2121…と蒔いています。
概ね良く育っていますが、所々に枯れてしまったところがあります。

秋採りスイートコーンの実験

こちらの畑は田んぼです。今年は稲を植えることが出来なかったため、雑草畑になっていました。ここにスイートコーンを蒔きます。今、蒔くと、収穫は3ヶ月先なので11月末になります。初めての試みで上手くいくかはわかりません。品種はピュアホワイトという白いスイートコーンです。まずは、トラクターで耕耘します。
トラクターをしまい、軽トラに電気柵の資材を積み込んで、再び田んぼに戻ります。
ダンポールというポールを2m間隔でさし、電気柵の線を結束バンドで止めていきます。
マルチの幅が95センチということを考えながら、畝を作ります。今回、通路は120センチと広々とりました。乗用モアが通れる幅になっています。
こまめという管理機を使い、溝を作りました。
レーキで畝を整えます。
1人でマルチを敷く時は、風が吹いてなければ、先にずーっと引っ張ってしまってから、両サイドを埋めていきます。
両足でマルチを引っ張り、シワが無いようにしたら、両サイドに土をかけます。
気温は30度近いのでなかなかハードです。
5aくらいだろうか。種も蒔けてほっとしました。