投稿日: 2024年2月15日2024年2月15日 投稿者: ubufarm桃の剪定、車枝の処理。 桃の木、開心自然形2本主枝仕立てです。しかし、荒縄で縛ってある少し下のところが、車枝になっています。車枝になると、1番太らせたい主枝が細く弱ってしまいます。そのため、荒縄で縛ってある主枝を中心として、向かって右側の枝を切りたいです。しかしながら、いきなり大きく切ると、そこの空間に枝が無くなり収量も減ってしまいます。そこで、切りたい枝を根元で縛り、実を成らせて枝を弱らせてから、翌年か翌々年に切ることにしました。 使用するのはマイカ線です。15センチくらいを折り曲げ、親指と人差し指の先に輪を作ります。 輪を枝に沿わせる様にマイカ線を、枝の根元につけます。 15センチに折り曲げた短い方ではなく、長い方のヒモを写真のように、枝の根元に巻きます。この時、出来るだけ強く巻きます。 ぐるぐると強く締め付けて巻いていくと、ヒモの先端が出てきました。 ヒモの先端を輪に通します。 輪に通したヒモを親指で押さえています。 人差し指で持っているヒモの方を引っ張ります。 これで縛れました。 最後に余分なヒモを切ります。 車枝を解消したり、主枝、亜主枝の高さを調整したり、桃の木の形は人がコントロールしてあげなければ良い実を成らす木にはなってくれません。手がかかりますが、だからこそ、その木の事を考えることになり、愛着が湧いてきます。