桃の畑にマルチを設置。

 桃はまだ幼苗で、スペースがもったいないので、マルチをして他の野菜などを同時に育てたいと考えました。
畝立てには、こまめ+培土器を使用しました。多少、鍬で修正が必要ですが、全て人力で畝立てする事を考えたらだいぶ楽です。
 柵をしていますがただのネットなので、猪に突破されると思われます。そのため猪の好物の芋類などはできません。ここには大豆やカボチャを蒔こうと考えています。

黄金桃の花粉

黄金桃は花粉が多い品種です。試しに触ると指が黄色くなりました。1年目の苗なので、木を成長させることに専念してもらうため、花は全てとりました。

桃の花粉とり

 職場(北杜市で標高は約700m)の桃の木です。甲府に比べると開花は遅いです。ここでは、今が花粉のとりどきです。(今年は去年より暖かく早い)桃の品種には花粉が多い品種と少ない品種があります。(基本的に白桃系は花粉が少ない)
花粉をとる時期の目安は花が開く直前、バルーン状が良いです。
花粉をとることは、同時に摘蕾することにもなります。長果枝(30センチ以上)と中果枝(20〜30センチ)は枝の上部・根元・先端を、短果枝(20センチ以下)は上部・根元を摘蕾します。長果枝は4〜6、中果枝は3、短果枝は1蕾を残します。主枝と亜主枝の先端は成長促進させ、樹形を整える目的で花はつけません。上の写真は摘蕾、摘花の前と後です。
花をとれたら採葯器にかけます。やり方は、花を一握り掴み、挿入口に入れて5秒待ったら左側の蓋を開けて花殻を出します。
取り出した葯をふるいにかけて、開葯器にいれます。
20℃で12時間待つと出来上がりです。開葯器の中には保湿のための水をセットします。
花粉を増量するための片栗粉と混ぜた状態です。容積比で、スモモ、オウトウでは2〜3倍程度、モモでは5倍程度が目安になります。毛ばたき(ダチョウの毛)を使って受粉させます。受粉できる条件は15℃以上、風が少ない時が理想です。毛ばたきによる受粉では10a辺り3kgの花(蕾)が必要となります。桃は白鳳などの品種、スモモはハリウッドを使用します。オウトウは自家不和合性であるため、異なる品種の花粉を用いて受粉する必要があります。

黄金桃、開花。

黄金桃は他品種と比較して花の色が薄いように見えました。(後に知人から、開花時は薄く、段々と濃くなっていくと教わりました。)なかなか蕾が膨らまず、心配していましたが、咲いてくれました。

桃に休眠期散布しました。

 休眠期は、落葉果樹では落葉しているので、薬害の心配をせずに、濃い希釈倍数の散布が可能です。今日は石灰硫黄合剤を散布しました。生石灰と硫黄を混合煮沸して得られる赤褐色の液体です。ハダニ類、カイガラムシ類、縮葉病に効きます。欠点は強アルカリ性のため、散布器具や人の肌に良くないです。また、酸性の肥料と混ぜると硫化水素ガスが発生しとても危険です。

黄金桃を植えました

 黄金桃は生食に適した黄色い桃で、8月下旬頃に収穫できます。主に長野県で作られているようで、うちの畑の周りではあまり作られていません。以前、一度食べた事がありますが、甘みが強く、少しマンゴーの様な風味で、とても美味しかったです。定植のために掘り上げると新しい根がで始めていました。
 定植したら支柱を使い、苗を固定しました。支柱は午後の強い日差しから幹を保護するため、苗より南で少し西寄りに差しました。
籾殻があったので、保湿の為に被せました。
 さらに、落ち葉と稲藁を被せました。稲藁は去年、無農薬で育てた陸稲の藁です。うちにとって藁は貴重です。
 無事、定植出来ました。しばらくは、灌水の頻度を増やして様子を見たいと思います。お隣さんの畑はもう成木で、獣対策のネットはしていませんが、藁に大きな石をのせて猪に荒らされないよう工夫していました。
 果樹畑にふきのとうを移植しました。増えてくれるといいなぁ…。

桃の畑の準備中

桃の木を植える穴を掘っています。
 オーガーという機械で穴を掘り、土をスコップでかき出し、少しずつ掘りました。
深いところは黄土色で粘土質で硬い土です。
 元々ある土に、上の画像にある資材と苦土石灰、籾殻くんたん、小糠を混ぜました。
後は、桃の苗木を植えるだけです。果樹も無農薬で…と言いたいですが、減農薬で行います。桃は収穫まで袋を取らない黄金桃という品種にして、害虫の侵略を防ぎたいと考えています。薬以外の防除方法を組み合わせて、減農薬に取り組みます。

果樹畑を始めます

場所は甲府某所、140平方メートル程の小さな畑です。小高い丘のような小さな山の上り坂のカーブに位置しているので、のぼりあげの畑と呼んでいます。
まずは獣害対策として柵を設置しました。畑周辺には鹿、猪、ハクビシンなどの動物がたくさんいます。幸い猿や熊は滅多にこないようです。柵の下には防草シートを敷いて、雑草の管理をしやすいように工夫しました。
柵の設置に約1日かかりました。風がとても強く、作業しずらかったですが、無事つくれてホッとしました。